うちの子、ちょっと気になるんだけれど…  どうしたらいいの? 何ができる?

よくモノにぶつかる。

左右が覚えられない。

体のバランスが悪い。

運動をしたがらない。

極端に不器用。

忘れ物がひどい。

集中力がない。

お友だちとかかわれない。

一人遊びが多い。

気が短くてすぐ怒り出す。

気に入らないことがあると寝転んで泣き叫ぶ。

字を書くのが苦手。

字を読むのが苦手。

数字が苦手。

努力している割りに、勉強の成果が上がらない……。

 

 子ども達はいろいろな状態像を見せます。

 発達障害者支援法で、「発達障害」は「自閉症、ASD等その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。

 

 LD(学習障害)とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する、又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指します。
 その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されておりますが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではありません。

 

広汎性発達障害(PDDpervasive developmental disorders) とは、自閉症、ASDの他、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害をふくむ総称です。

 

 自閉症 は、3歳位までに現れ、

 (1)他人との社会的関係の形成の困難さ

 (2)言葉の発達の遅れ

 (3)興味や関心が狭く特定のものにこだわること

を主な特徴とします。このうち、知的発達の遅れを伴わないものを高機能自閉症といい、知的発達の遅れを伴わず、かつ自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものを ASDといいます。中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されています。

 

注意欠陥多動性障害(ADHDAttention-Deficit/Hyperactivity Disorderは、注意持続の欠如もしくは、その子どもの年齢や発達レベルに見合わない多動性や衝動性、あるいはその両方が特徴です。この3つの症状は通常7歳以前にあらわれます。
 (1) 多動性(おしゃべりが止まらなかったり、待つことが苦手でう

   ろうろしてしまったりする)

2)注意力散漫(うっかりして同じ間違いを繰り返してしてしまう

  ことがある)

(3)衝動性(約束や決まり事を守れないことや、せっかちで、いら

  いらしてしまうことがよくある)

一般的に多動や不注意といった様子が目立つのは学齢期ですが、思春期以降はこういった症状が目立たなくなるともいわれています。

 

発達障害は脳の機能不全ですので、「完全に治る」ものではありません。最近、「LDが治った」「ADHDが治った」などということを主張される方や機関も見受けられますが、生得的もしくは後天的な機能不全ですから「治る」ことはありません。

しかし、そういった機能不全があっても、どういうニーズがあるか把握し、そのニーズに合った訓練(指導・支援)を受けることで、将来自立したり社会参加したり社会貢献したりすることは100%可能です。

だからこそ、少しでも疑いがあれば、早い段階でニーズを把握し、多様な訓練を受けることが子どものメリットになるのです。